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当たり前に対応してもらえると思っていた事が・・・・ | 資金繰りや返済でお悩みの経営者様の金融担当秘書として


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先日、対応に苦慮する事がありました。
担当先であるS社様(建設業)は2年前に資金繰り悪化により、リスケ(元金据え置き、利払いのみ)を取引銀行4行に対応いただいたのですが、その時にメインであるT信金に、全借入の内、短期借入はリスケせず、返済してほしいとの申し入れがありました。当然、取引各行の公平性を欠く為、絶対に出来ない事を主張し、全額リスケするよう交渉したのですが、短期資金は工事引当になっているので、その売上げが入金になれば、当然返済すべきものであるとの主張を譲らず、本部からの指示であるとの担当行員の話でしたが、絶対に出来ない、返済すれば将来資金繰りが悪化する事を伝えました。その結果、短期資金については一旦返済してもらうが、リスケ中であっても、今後工事引当の短期資金案件が出てくれば、プロパー融資にて対応する、他の取引行にもその旨伝えて、他行のリスケをまとめてほしいとの事でありました。私は他行にその内容を説明し全行リスケ対応を完了させ、メインの短期資金は一旦返済して、リスケをスタートさせました。S社はリスケ後、社長様の努力のおかげで、工事引当の融資を受けなくても資金繰りが安定するようになり、1年後少額の元金返済をスタートさせる事が出来、6ヶ月毎の期限延長時には元金を増額する事が出来るまでになりました。

そのような状況まで回復しましたが、11月上旬に工事代金の先行支払が発生する工事を受注、短期借入の必要性が生じたためメイン行へ融資をお願いしたところ、見事に断られました。社長はまさか断られる事はないだろう、約束が違う、他行に説明がつかないと詰め寄ったそうですが、支店内で融資できないとの回答となったとの事でした。私も交渉に伺いましたが、担当者は下を向いたまま、言い訳の言葉を必死で探す始末。理由については、決算内容が悪い、返済額が回復していないなどと言ったので、2年前のリスケ対応時より、決算内容は良くなっており、元金返済も開始している、もし理由がそれであれば、当初から融資するつもりがないのに対応すると言って、短期資金を返済させた事になる、対応すると言ったのは融資予約に順ずると解釈するがいかがか?と説明を求めたところ、無言となってしまいました。

私は担当者が悪くない事は十分理解していますし、支店長、上席がリスケ当初から転勤で変わっている事も理解しています。担当者はきっとS社と上席の板ばさみとなっている状況でしょう。しかしながら、当初金融機関として回答した事を違える、ましてや融資を約束するような言動をもって融資回収した姿勢に呆れてしまいました。

とは言っても、現状を打開しなしといけません。社長と資金繰りを詰め、取引行には全行に対し、元金据え置き、利払いのみで変更契約を交渉しました。せっかく今まで社長が努力されたのに全て水の泡です。当然リスケ当初の短期資金を返済した経緯を取引行は知っていましたが、何とか対応して頂く事が出来ました。

当たり前に対応してもらえると思っていた事が・・・。辛い体験をしました。

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